会期 2016年12月15日(木)~26日(月)
会期中無休 10時〜19時(26日のみ17時終了)
会場 仙台市営地下鉄東西線 国際センター駅2階 青葉の風テラス
入場無料
企画制作 KOSUGE1-16
参加アーティスト:KOSUGE1-16、磯崎道佳、イトウユウコ、こけしぼっこ、タノタイガ、ハナカタマサキ
主催 せんだいメディアテーク (公益財団法人 仙台市文化事業団)
「アートノード」
2016年度よりスタートした「せんだい・アート・ノード・プロジェクト」の略称です。「優れたアーティストのユニークな視点と」仕事」と、地域の「人材、資源、課題」をつなぐ、せんだいメディアテークのプロジェクトです。この企画も「アートノード」の一環として行われます。
助成 「SONPOアート・ファンド」(企業メセナ協議会 2021 Arts Fund)
協力 青葉山コンソーシアム、荒井東町内会、一般社団法人荒井タウンマネジメント、一般社団法人ReRoots、
絵本と木のおもちゃ 横田や、おてんとさんの会、株式会社東日本放送、café Mozart、
協同組合仙台卸商センター、郷土酒亭元祖炉ばた、公益財団法人仙台観光国際協会
せんだい演劇工房10-BOX、せんだい3.11 メモリアル交流館、仙台市、仙台市交通局、仙台文学館、
ちゃいるどらんど荒井保育園、特定非営利活動法人都市デザインワークス、FACTORY-K 株式会社、
みやぎ子どもの文化研究所、もろやファームキッチン、渡邊愼也(地域メディア史研究家)、渡邊博一
KOSUGE1-16 が、大正時代に童謡詩人のスズキヘキと郷土研究家の天江富弥が生み出した仙台の児童文化運動に
影響を受け、仙台市営地下鉄国際センター駅にその機知に富んだ活動を記念したカタカナの形の空間を作り出します。
仙台で大正時代に生まれた児童文化にテーマをとったプロジェクトとなります。KOSUGE1-16 はこの春からリ仙台サーチを続けてきました。
展覧会と制作の場所は別で、制作は現在急速に開発が進む仙台市若林区荒井地区で行います。
仙台市営地下鉄東西線の荒井駅を出て右側にあるヤマカビル1階のアトリエで約2カ月の滞在製作を行い、12/15〜26日に仙台市営地下鉄東西線 国際センター駅2階 青葉の風テラスで展覧会を行います。
「カタカナ詩」で知られる童謡詩人スズキヘキと、こけしを全国にはじめて紹介した郷土研究家の天江富弥。「みやぎの子どもにみやぎのうたを」と考えた二人が大正時代に生み出した全国初の童謡専門誌「おてんとさん」とその活動は、短い期間ながら仙台の児童文化に大きな影響を与え、その遺伝子は今も受け継がれています。
KOSUGE1-16は当時の活動を現代の感覚でなぞり、ヘキのカタカナ詩をモチーフにした遊具としても楽しめるアート作品や、ハナカタマサキ氏とワークショップ参加者が協同制作した新作童謡アニメーションなどを発表します。
また期間中は、「会屋(かいや)」と呼ばれるほど多くの「会」を作り出した天江にちなんで、アーティストらとともに多種多様なイベントを開催。天江のユーモア精神やヘキの童謡活動を現代に解釈したプログラムを行います。
大正時代と現代、沿岸部と市街地、人の交流をアートでつないでいく企画です。
展覧会概要
こどもアートひろば「アッペトッペ=オガル・カタカナシ記念公園」
天江 富弥(写真左)
明治32年(1899)〜昭和59年(1984) 本名 富蔵、宮城県(仙台市)生まれ。
郷土研究家。ふるさとを愛し、ヘキをはじめ多くの人々と、みやぎの文化を育みました。”オンチャン”の名で親しまれ、童謡・こけし・絵・俳句・・・いろいろな分野でみんなの力になりました。
スズキ ヘキ(写真右)
明治32年(1899)〜昭和48年(1973) 本名 鈴木 栄吉、宮城県(仙台市)出身。詩人。
子どもたちのために、詩を書いたり、童謡をきかせたりしました。はなし言葉を大切にするために詩や童謡にカタカナを使いました。「スズキヘキ童謡集」を残しています。
仙台文学館の常設展示「おてんとさん」のコーナーでは、スズキヘキと天江富弥の活動を紹介しています。
仙台文学館 仙台市青葉区北根2-7-1 TEL 022-271-3020 http://www.sendai-lit.jp
(写真:鈴木家提供)
不思議なタイトル
ヘキが大切にした郷土のはなし言葉(仙台弁)と音の響きを活かしたタイトルです。会場はカタカナ文字型遊具のある公園のような空間になっています。
アッペトッペ・・・・(仙台弁で)「めちゃくちゃな」
オガル・・・・(仙台弁で)「育つ」
カタカナシ・・・・カタカナ誌